このページは強迫性障害の症状の種類やブログ主の体験談を紹介するページです。
私は、14歳のころに強迫性障害を発症しました。
発症した当時は病名がわからず、強迫性障害という言葉を知ったのは18歳のときです。
病名を知ったとき、自分はイカれてるんじゃなくて病気だったんだ。と気持ちが楽になったのを覚えています。
私の経験談を聞いて、悩んでいるアナタの気持ちが少しでも楽になってくれると嬉しいです!
強迫性障害とは
自分の意に反して、不安あるいは不快な考えが浮かんできて、抑えようとしても抑えられない強迫観念(きょうはくかんねん)、あるいはそのような考えを打ち消そうとして、無意味な行為を繰り返す強迫行為(きょうはくこうい)。不安が基礎になっている病気なので、不安障害に分類され、強迫性障害と呼ばれます。
一言でいうと、脳が思ったようにコントロールできない という病気です。
もしかしたら・・・を考えすぎてゲシュタルト崩壊した感じですね。
50人に1人の割合で発症する病気なので、そこまでめずらしいわけでもないです。
公表していないだけで、身の回りの知人にいてもおかしくないぐらいの割合ですよ!
強迫性障害の症状は様々なので、人によって悩んでいる症状は違うかと思います。
強迫性障害の症状
上でも書きましたが、強迫性障害の症状は人によって様々です。
今回は、発症する人が多い有名どころの症状のみを書きました。
参考サイト:強迫性障害 – Wikipedia
不潔恐怖
例:手を石鹸で洗ったのに、10分も経たないうちにまた汚れた気がして再び洗うことを繰り返す。
手を洗わなくちゃという強迫観念から開放されるために、手を洗う強迫行為。
確認行為
例:家の鍵を閉めたか、ガスの元栓を閉めたかを何度も家に戻ってきて確認する。
本当に閉めたかなという強迫観念から開放されるために、何度も確認する強迫行為。
加害恐怖
例:車の運転中、気が付かないうちに人を轢いてしまったのではないかと不安になり確認に戻る。赤ん坊を抱いている女性を見て、突如としてその子供を掴んで投げたり、殴ったりする常軌を逸した行為をするのではないかという恐怖。
私が強迫性障害の症状で一番苦しかったのがこの加害恐怖。
この症状をきっかけにパニック障害も発症してしまいました。
被害恐怖
例:自分で自分を傷つけるのではないか。自分以外の誰かから傷つけられるかもしれないという恐怖。
私の場合、この症状は比較的軽かったです。
自殺恐怖
例:自分が自殺してしまうのではないかという恐怖。
不完全恐怖
例:毎回、同じ場所に同じものを置かないと落ち着かない。
考えていた手順が少しでも狂うと不安、恐怖を感じる。
完璧主義者の人に多い症状だと思います。
関連記事:不完全恐怖の体験談を後日追加予定
数唱強迫
例:不吉な数字を絶対に避ける。こだわりの数字に執着する。
これは強迫性障害を持っていない人でもあったりするので判断が難しいかと思います。一定の数字にこだわりすぎてやたら疲労するのであれば、疑ったほうが良いです。
順序強迫
例:物事を一定の順番で行わないと気がすまない。
不完全恐怖の症状の一部だと思っていましたが、一応別の症状なようです。
強迫性障害の原因
強迫性障害の原因は、長い間、心理・社会的な要因で起こる病気と考えられていましたが、最近は、その背景に脳の機能障害があることがわかってきました。よって、強迫性障害が発症する背景には、脳の部位を結ぶ神経ネットワークに問題があると推定されています。
脳の神経伝達物質のバランスの乱れ。
不安を過大評価しすぎてしまう性格。
大きなストレスを経験すること。
↑のような原因が合わさって発症してしまうようです。
強迫性障害の有名人
つらい話ばかりでは、気持ちも落ち込んできてしまうので、少しポジティブになれそうな話も書いておきますw
強迫性障害の有名人としては
- 鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)
- 村本大輔(ウーマンラッシュアワー)
- デイビッド・ベッカム(サッカー選手)
- レオナルド・ディカプリオ(俳優)
- イチロー(野球選手)
- その他、結構な人数
症状は様々ですが、強迫性障害を持っているようです。
イチローは、自分で公表しているわけではないので恐らくですね。
スポーツ選手に多い、ルーティンにこだわるタイプの人は強迫性障害気質な部分があるのかもしれないですね。
公表していないだけで有名人の中にももっと多くいると言われているようですよ!
強迫性障害の治療方法
理想はやっぱり、早めに心療内科に行くことです。
強迫性障害は早めなら早いほど治療しやすい病気です。
また、強迫性障害を放置するとパニック障害や摂食障害を併発してしまう危険性もあります。
なので私のように重症になる前に、勇気を出して行ってみてほしいです!
私が心療内科に初めて行ったのは22歳のとき。
強迫性障害を発症してから8年以上、おまけにパニック障害なども発症していました。
3ヶ月ほど通いカウンセリングなども受けましたが、正直完治するとは思えませんでした。
そして強迫性障害はうつ病などと間違えやすいという特徴があるため、まず詳しい医者から病名を診断をされることが大切だと思います。
もし心療内科に行ってみる!という方は強迫性障害について詳しい病院を選択するように気をつけてください。(私が通ったところはあまり詳しくなかった)
心療内科に行くのが理想ですが、親に打ち明けられないし病院に行くお金もないという子供もいるかと思います。
というか私がそうでしたw
そういう子は、スポーツや物作りなど何かに夢中になってみてください!
おそらく夢中になっている間は、強迫性障害について考えすぎずに済むと思います。
それでもつらい場合は、この記事にコメントしてください!
誰かに打ち明けると少しは気持ちが楽になると思うので!
ネットでよく言われる”あるがままを受け入れる”
強迫性障害の治療法として “あるがままを受け入れる”というものがネットによく書かれていますが、症状によっては有効かなと思います。
確認行為の症状が重い方は、確認を一切辞めて全てを受け入れる。
という行動で良くなったという話もあります。
しかし、加害恐怖のなどの場合は治療法としてあまり向いていないかなと。
電気の消し忘れ、手の汚れとかと違って、人を傷つけるっていうことは受け入れられることじゃないんですよね。
なので加害恐怖の治療法としては、”自分は人を傷つけない、傷つけるかもしれないと恐怖になるのは病気の症状なんだ“と理解することだと思います。
10代から20代になってだいぶ楽になった
重度にもよりますが、強迫性障害はとても疲れます。
私は発症直後、起きている間はそのことばかり考えてしまい、何もしていないのに体力を消耗して毎日12時間ほど寝ていましたw
寝ている間は何も考えずに済むので、睡眠が救いだったんですよね。
併発して発症したパニック障害で冷静さを失ったときは、こんなに苦しいならいっそ死にたいと思ったこともありますが無事に生きてます!!
まだ強迫性障害は完治していませんし、たまに苦しいときもありますが、生きてて良かったと思ってますw
私の経験としては、
- 時間が経てば少しずつ症状が楽になる
- ポジティブに考えるようにすれば悩みすぎない
私は発症直後の10代のころ、本当に毎日が生き地獄でした。
たぶんこれを読んでいる人の中にも、辛くて毎日のように涙を流している10代の人もいるかと思います。
ですが、時間が経つにつれて少しずつ楽になっていくので絶望しないでほしいです。
私はもう20代になりましたが、10代のころの生き地獄から比べたらかなり楽になりました。
辛いときはゆっくり休んで、気持ちを切り替えることも大切ですよ!
無理に自分を追い詰めるよりも、YouTubeで世界の綺麗な絶景を見て癒されたり、いずれ行きたい!!と夢を考えるのとかオススメですw
強迫性障害という病気が、いろいろな方に伝わると嬉しいなぁ。
強迫性障害を持つ方におすすめの仕事
どの種類の強迫性障害の症状を持っている方にも共通のことですが、
“集中して夢中になれる仕事“を選ぶべきです。
(関連記事:強迫性障害の人に向いている仕事を後日追加予定)
モノ作りの仕事などはとても良いですよ!!
強迫性障害はそもそも考えすぎが原因なので、夢中になっている間はすごい気持ちが楽なんですよね。
なので、一般人には厳しいですがスポーツ選手のような仕事が理想系だと思います。
私の経験談ですが、強迫性障害の確認行為がひどい方は ITエンジニアは辞めたほうが良いです。
ITエンジニアは環境を動かすような重要なコードを入力する際に、これで大丈夫か念入りに確認するんですよね。
確認はとても大切なので良いことなのですが、確認行為の症状を持つ人にとっては地獄です。
こんなに重要なものならば、もっと確認しなくてはと負のループに陥ります。
これは私の体験談で個人差はあると思うので、参考程度にしてみてくださいね!
ばいばい!
コメント
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